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2009年03月 アーカイブ

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ヒカゲヘゴ


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ヒカゲヘゴ(日陰ヘゴ、学名:Cyathea lepifera)とはヘゴ科の多年生のシダ植物である。




奄美大島以南に生息する大型の常緑木性シダで、日本では最大のシダ植物である。沖縄諸島から八重山諸島にかけて森林部でよく見られる。



高さが5~6m、最大で10mになる。葉だけでも2m以上はある。幹には楕円形の模様が多く、蛇のような柄をしているが、これはヒカゲヘゴの成長に伴って葉柄が枯れて落ちた痕跡である。新芽は幹の頂部より伸び、葉柄部から葉がゼンマイのような形状となった後に開いて成熟する。



約3億6000年前から存在しているとされ、生きた化石と呼ばれる。



新芽および、高く成長した幹の芯は食べる事ができる。新芽は80cm程度に成長したものが良い。茹でてあく抜きしたあとテンプラや三杯酢、酢の物にして食べる。



芯は煮込むと、大根のような食感となる。煮たヒカゲヘゴの芯は、八重山諸島では祭りの際に欠かせない食品。


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ヘゴ


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ヘゴ(学名Cyathea spinulosa)とは、ヘゴ科ヘゴ属の木性シダ類の一種。またヘゴ属の総称としてヘゴと呼ぶことも多い。



種としてのヘゴは、台湾、中国南部、東南・南アジアなどの熱帯・亜熱帯に分布する。日本では南西諸島、小笠原諸島のほか、八丈島、紀伊半島、四国南西部、五島列島、九州南部にも分布する。



ヘゴ属は世界中の熱帯から亜熱帯地方に600種程度が分布する。茎の廻りの気根がよく発達して茎を覆って樹木のような感じになる、いわゆる木生シダ類である。



この茎は「ヘゴ材」(ヒカゲヘゴのものが多い)といい着生植物の栽培に使う。ヘゴ材のことを単に「ヘゴ」ということも多い。また、観葉植物として栽培されるものもある。一部自生種は山菜として利用される。


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ソテツ


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ソテツ(蘇鉄、学名:Cycas revoluta)は、裸子植物ソテツ科の常緑低木。ソテツ類の中で日本に自生がある唯一の種である。




日本では九州以南、琉球列島にかけて分布する。主として海岸近くの岩場に生育する。フェニックスなどと共に、九州・沖縄地方の南国ムードを強調する為の演出として映像素材に用いられることが多い。九州・沖縄地方の主要都市には大抵植えられている。



根に根粒があり、藍藻類を共生させており、それらが窒素固定能を持つため、痩せ地でも生育できる。また、本州中部以南の各地でも冬季防寒(わらぼっち)をする事で植栽が可能である。



記念樹としてよく公園、官公庁や学校などにも植えられる。ロータリーの真ん中などでは特によく植栽される。鉄を受けると元気になる(蘇鉄)という伝承があり、茎にクギを打ち込まれていることがよくある。また鉄樹の名もある。



生育は遅いが成長すれば樹高は8m以上にもなり、その際でも移植が可能なほどに強健である。



幹は太く、たまにしか枝分かれせず、細い枝は無い。幹の表面は一面に葉跡で埋まっている。葉はその先端に輪生状につき、全体としては幹の先に杯状の葉の集団をつける。





葉は多数の線状の小葉からなる羽状複葉で、葉先は鋭く尖り、刺さると痛い。雌雄異株である。雄花は幹と同じくらいの太さの松かさを長くして、幹の先端に乗せたような形で、松傘の鱗片にあたるものの裏一面に葯がつく。雌花は茎の先端に丸くドーム状に膨らみ、雌しべを個々に見ると、上半分は羽状複葉の葉が縮んだ形、下半分の軸には左右に胚珠が並ぶ。



種子は成熟すると朱色に色づく。この種子は海外へも輸出され、主な出荷先は台湾、中米(コスタリカなど)。取引がされる場合には主に幹の長さでその価値が決まる。

種子にはサイカシンを含み有毒であるが、でん粉分も多いので、皮を剥ぎ、時間をかけて充分に水に晒し、発酵させ、乾燥するなどの処理をすれば食用になる。





沖縄県や鹿児島県奄美諸島では、飢饉の際に食料として飢えをしのいだとの伝承もあるが、毒にやられて苦しむ人が出て「ソテツ地獄」という言葉がうまれた。



水にさらす時間が不十分で毒物が残留していたり、長期間食したため体内に毒素が蓄積されるケースが多く報告されている。あくまで他の食料が乏しい時の救飢食として利用されているので、素人が安易に試すのは避けるべきである。




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イチョウ


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イチョウ銀杏公孫樹、学名:Ginkgo biloba)は、裸子植物の一種。裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存している種である。人為的な移植により世界中に分布しており、年平均気温が 0゜~20℃の、降水量500~2000mmの地域に分布している。




中国原産の落葉高木。高さは20~30m。葉は扇形で葉脈が付け根から先端まで伸びている。また、葉の中央部が浅く割れている。針葉樹とされる場合もあるが、厳密には広葉樹にも針葉樹にも属さない。原始的な平行脈をもち、二又分枝する。



雌雄異株であるため、雄株と雌株があり、実は雌株にのみなる。雌雄の区別は葉の形でできるという俗説もあるが、植物学的には根拠がない。花期は4~5月。雌花、雄花とも葉が芽吹くと共に出てくる。実がなるには雄株の花粉による受粉が必要である。花粉は1km程度離れた雄株からでも飛散してくるという。



長寿であり、成長すると巨木になる。そのため、各地に巨木イチョウが残っており、その中には弘法大師空海が手植えしたとの言い伝えがある木も多い(イチョウの日本伝来の年代との矛盾もある)。



またイチョウは色づいた時の美しさから、街路樹(銀杏並木)として、植えられているところも多い。東京の明治神宮外苑や、大阪御堂筋の並木道は有名である。アヒルの足のような形の葉は、秋には黄色く黄葉し、落葉する。また、大木では枝から垂れ下がった円錐形の突起を生じる場合があり、乳イチョウなどと呼ばれる。



種子植物であるイチョウにも精子があることを世界で初めて発見したのは、日本人の平瀬作五郎(東京大学)で、1896年のことである。現在、東京大学小石川植物園に発見のもととなった株が残っており、東京大学の附属施設である同園のシンボルになっている。


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アカマツ


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アカマツPinus densiflora、赤松)は、マツ科マツ属の常緑針葉樹である。複維管束亜属(いわゆる二葉松)に分類される。別名「雌松(メマツ)」。




本産の松の中でもっとも広い範囲に分布し、目に触れる機会の多い松である。文字通り樹皮が赤いのでこの名が付いている。



クロマツと非常によく似ているが、葉がやや細く柔らかく、手で触れてもクロマツほど痛くない。そのためクロマツが「雄松」と呼ばれることに対比して、「雌松(メマツ)」と呼ばれることもある。また、成長すると樹皮が鱗状に剥がれるのはクロマツと同じだが、アカマツではこれがより薄く、赤っぽくなる。赤松の名はこれによる。



天然状態では本州・四国・九州・朝鮮半島・中国東北地方などに分布するほか、北海道にも植林されている。温暖地に多いが、クロマツに比べかなり寒冷な気候にも耐えることができ、八ヶ岳山麓の美しの森山(海抜約1,500m)にも、大規模な群落が見られる他、北海道でも天然林化しているものがある。



クロマツが強く海岸線に生育するのに対して、アカマツはどちらかといえば内陸に産する。



マツ属一般にそうであるように、明るい場所を好む陽樹であり、また乾燥地や、土壌の乏しい溶岩上などに耐えることができる一方、安定した極相林の中では他の樹木に伍して子孫を残すことができない、典型的な先駆植物である。そのため、アカマツが現在のように数多く見られるようになったのは、有史以後の照葉樹林など天然林の破壊の結果であると考えることもできる。



いわゆる里山に於いては、尾根筋に植えられることが多かったが、現在の荒廃した里山ではその数を大幅に減らしている。



またアカマツ林は、マツタケの生産林でもある。第二次世界大戦前後までは、日本では家庭における燃料を山林に頼っていたので、アカマツ林の落葉や落枝は重要な燃料(扱葉)となっていた。そのため、「毎日のように落ち葉を一抱え持ち帰る」というようなこともあったらしい。



このような作業が、アカマツ林の林床を乾燥した他の植物の侵入しにくい条件とし、遷移を止める役割を担っていたと考えられる。そのような働きかけが行われなくなった結果、アカマツ林が衰退するのは当然の結果といえる。なおマツタケ山では、そのような手入れを現在も行っている例がある。


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どんな名所じゃなくても綺麗に咲いてくれます。

一般的なソメイヨシノの寿命はよく分かっていないものの80年前後らしい。
あれだけの木が朽ちたらどうなるんだろう。


ゆっくりゆっくりつぼみが膨らみ、ある日を境に突然咲き誇る。
雨にも風にも負けないのにその日を境に潔く散る。
幾度春が廻ろうと淡い桜色の花は潔く咲き、散っていく。